こんにちは、BAL'sデザイナーのNatsukoです。
このところ台風がたくさん来ていますね。
お天気の悪い日はぜひBAL'sのブログにお付き合いください♡
今日はBAL’sのモデル写真についてお話ししたいと思います。
BAL'sのモデルたちは私が現地で出会ったカンボジア人です。
一番最初にモデルをしてくれたのがこちらのリダさん。
以前から、いつかカンボジア人の女の子をモデルに
バッグの撮影をしたいという思いがありましたが、
なかなかぴったりの人に出会えませんでした。
そんな中リダさんに初めて会ったのは2017年の夏。
私が日本に帰る半年ほど前でした。
当時リダさんは大学で日本語を勉強していて、
知り合いを通じて紹介されたのがきっかけでした。
写真の彼女は大人っぽくてどこかモードな雰囲気ですが、
普段メイクは一切なし、服装はTシャツとジーンズが基本の
本当に素朴な女の子なんです。
リダさんは知り合った頃には、すでに日本への留学が
決まっていたのでカンボジアでは短い間でしたが、
色々な話をしてくれました。
プノンペンから2時間ほど離れた州にある
彼女の実家へ招待してくれた事もありました。
リダさんはスタイルも良いし、日本語も話せるので、
モデルさんになってくれたら・・・と思い、
思い切って相談をしてみました。
すると彼女もとても乗り気になってくれて、
2人だけで撮影をする事に!
実は私はカンボジアへ行く前にファッション誌の編集の
お仕事を2年ほどしていた事がありました。
なのでモデル撮影で何をすべきかは大体分かっていましたが、
何しろスタッフは私だけ!(笑)
カメラマン、スタイリスト(洋服のコーディネートをする人)、
ヘアメイクといった仕事を1人でこなさなければなりません。
どうなるか心配でしたが、リダさんと力を合わせ、
なんとか初めての撮影をする事ができました。
こちらがその写真なのですが、
この時は撮影場所としてバッグの工房の廊下やお庭で行いました!
工房のスタッフたちもみんな興味津々でした。(笑)
カンボジアの女の子はとても保守的が多く、
あまり派手だったり露出の多かったりする服装をしません。
なのでリダさんが、私の用意した衣装を着てくれるか、
とてもドキドキしましたが、
「こういう格好をするのが初めてなので楽しい!」
と言って撮影をとても楽しんでくれたんです。
また後日出来上がった写真を見て
田舎のご両親もとても喜んでくれたとか。
それ以来、リダさんのお母さんからフルーツや
手作りのお菓子を時々プノンペンの自宅へ送ってくれるように。
喜んでもらえて私も本当に嬉しかったです。
その後は他にも色々なモデルさんにお願いしたり、
(といっても学生さんがほとんどですが)
ヘアメイクはプロの方に頼んだり、
場所をホテルやカフェで行なったり、
撮影をグレードアップさせることができました。
今でもたくさんのモデル撮影ができるのも、
リダさんと試行錯誤した1回目の撮影があったからこそ。
しかも彼女自身、とてもアートのセンスに溢れていて、
撮影中も色々なアイディアを出してくれたのです。
そんなリダさんとのエピソードは、
次回以降ご紹介したいと思います♡
それでは、また!
2019年10月10日
Natsuko