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2022年を迎えて

新年あけましておめでとうございます!

 

昨年もたくさんのお客様との出会うことができ、

誠にありがとうございました。

コロナの影響がなかなか落ち着かない中ですが、

幸いにも2021年は出店の機会に恵まれ、

数ヶ月に渡りポップアップを開催することができました。

 

2022年も引き続き、いろいろな場所で

BAL'sを知っていただける機会を増やしてゆきたいと

考えております。

最後に私がカンボジアを訪れてから、

早くも2年以上が経ってしまいました。

 

バッグづくりを支えてくれている現地の人達とは、

今でもSNSやメールで頻繁にやり取りを続けています。

カンボジアでも日本と同じように、

現在もコロナの影響が続いています。

 

BAL'sの定番アイテムのエコバッグは、

何人かの職人さんが縫製をしてくれていますが、

それらをとりまとめているカンボジア人の友人と、

ある時ぱったりと連絡が途絶えてしまいました。

 

心配していると数ヶ月ぶりに連絡があり、

なんとコロナで家族を亡くしてしまい、

自身も長期間にわたり自宅療養をしていたとのことでした。

 

 

医療体制が日本ほど整っていないカンボジアでは、

感染者数に対する死亡率が、

先進国に比べて非常に高いといわれています。

 

友人からその話を聞いた時は本当にショックで悲しく、

すぐに駆けつけたくてもできない状況がもどかしくて仕方ありませんでした。

 

彼女は気丈にもすぐ仕事に復帰してくれ、

今は新作のエコバッグ生産に力を注いでくれています。

また別の友人で、カンボジア出張の際に色々と助けてくれる

車のドラバーさんがいるのですが、彼も一時仕事を失い、

日雇いの工事現場で働いたり職を転々としているようでした。

 

子どもたちの学費と車のローンが払えないと、

助けを求める連絡が何回もありました。

BAL'sとして、BAL'sに関ってくれている

カンボジアの人達のひとりの友人として、

私にできるとこは何か・・・常に考える1年でした。

 

支えてくださっているたくさんの日本のお客様のおかげで、

このような困難な状況の中にあっても

幸いにもBAL'sはビジネスを続けることができています。

私にできる一番のサポートは、やはりカンボジアの人達に

仕事を発注し続けることだと考えています。

 

BAL'sは小規模なブランドですが、

できるだけ長く続けることで、

少しでもカンボジアの友人たちの

生活の支えになれればと思います。

日本とカンボジア、離れてはいますが、

私の心はいつも現地に寄り添っています。

 

これからも、カンボジアの作り手と日本のお客様が、

バッグを通してより繋がることができますようにー

 

南国らしいカラフルでトロピカルな柄のバッグで、

みなさまの心を少しでも明るくしたいー

 

そのように心から願っています。

 

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

2022.1.9

BAL'sオーナー/デザイナー

Natsuko.K

 

 

*写真はすべてコロナ渦前に撮影したものです